会長あいさつ

 1941年(昭和16年)に養護教諭(当時は養護訓導)の職制が確立してから6年後、本会の前身「山形県学校衛生会養護部会」が組織されました。さらに2年後の1949年(昭和24年)には会則が制定され「山形県養護教員研究会」が発足。その後「山形県養護教員連絡協議会」「山形県小・中・高等学校教育研究会養護教員連絡協議会」と名称を変え1988年(昭和63年)、現在の「山形県小・中・高等学校教育研究会養護教諭連絡協議会」となりました。
 本会は、山形県の幼稚園、小・中・高等学校、特別支援学校に勤務する養護教諭が加入し会員相互の連携を深めつつ、養護教諭としての資質や専門性の向上、子どもの健やかな育ちをめざし学校保健の向上に資するために、調査・研究、研修を実施、教育研究団体として自立した活動を行っています。

 さて今、世界規模の新型コロナウィルス感染拡大の終息が見通せない中、養護教諭は「チーム学校」の中で積極的に専門性を発揮し、学校保健活動の中核となって対応を続けています。仲間の健闘に心から敬意を表します。
 一方でこの感染症は、これまで私たちが長年に渡り取り組んできた健康教育への価値や重要性を再認識させ、実践を後押ししてくれたとポジティブに捉えることもできます。

 昨年「養護教諭の執務に関する調査」が10年ぶりに実施され、日本学校保健会から「学校保健の課題とその対応」が発行されました。そこには現代の課題が明確にされるとともに、課題解決への具体的な対応例や養護教諭の役割が示されております。これからはアフターコロナの時代を見据えて、私たちも次のステージに進む必要性を感じます。

 新しい時代のニーズやシステムを受け入れていくとともに、時代を超えても変わらずに大切にしていくことを共有しながら、未来を担う子どもたちが笑顔で充実した学校生活を過ごせるように力を合わせていきましょう。

 結びに、山形県学校保健連合会をはじめとする関係各位の皆様の、日頃よりのご支援に感謝申しあげ、あいさつといたします。

                                             

山形県小・中・高等学校教育研究会養護教諭連絡協議会
会 長  土屋 隆子 

協議会組織図

組織図